8月の岡山県民の消費意向得点は55.9ポイント

次月の消費意向得点は前月差0.3ポイント減少、前年同月差0.2ポイント減少の55.9ポイントとなりました。2009-2010年度を上回っており、高い水準で推移しています。
男性は前月差1.0ポイント減、前年同月差0.7ポイント減の55.0ポイントで、減少に転じてはいるものの、前年度より続いている高い消費意向は保たれています。
また、どの年代の男性もこの3か月間は毎年同じ動きをしている様子が見られます。
女性は前月差0.4ポイント増、前年同月差0.3ポイント増の56.9ポイントで、2ヶ月連続の微増となりました。
年代別では、20代・30代は前月からやや減少、40代以上はやや増加しています。
中でも40代のみは、高い水準ではないものの毎年8月は増加となっており、育ち盛りの子供を持つ家庭が多いことが要因と考えられます。
夏レジャー・夏祭り・盆行事・帰省等々、家族基盤を強めたり、生活文化や地域文化を継承したりなど、大切な機会と捉え、欠かせない消費月としているのかもしれません。

暮らしシーン別10項目の注力度をにおいても、夏休み時期らしさがうかがわれました。
前月から増加したのは「趣味・遊び」「余暇・レジャー」「貯蓄」の3項目。「趣味・遊び」「余暇・レジャー」については性別・年代に関係なく、皆が注力度を上げています。
「貯蓄」への注力度が高いのは引き続き20代~30代、特に女性ですが、50代以上の男女も低水準ではあるものの2ヶ月連続の微増となりました。
また一方で、50代以上は消費意向得点が8月としては今回初めて増加に転じており、消費志向と支出の引き締め志向が共存する状況になっています。

前半期における消費意向の高水準は例年8月までで、9月以降は低下する様子が見られます。
増税や社会保障の負担増は目白押しですが、負担感と同時に義務感も生じているとすれば、消費の抑制に難なく拍車がかかっていくのではないかと考えられます。

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「岡山生活者意識調査」8月の消費意向得点
20120809.pdf
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