11月の岡山県民の消費意向得点は52.7ポイント

次月の消費意向得点は前月差0.4ポイント増加、前年同月差1.9ポイント減少の52.7ポイントとなりました。
前々月までは2009年-10年度の動きに戻っていましたが、前月からは震災年度と同じ動きをするようになっています。

男性は前年同月差0.3ポイント増の52.5ポイントで、前年度より続いている高い消費意向が維持されています。
女性は前年同月差4.0ポイント減の52.8ポイントで、減少幅が縮小しました。
20代女性や50代以上女性の消費意欲が回復しています。
年代別では、前月から増加したのは20代・50代以上、前年同月から増加したのは20代のみとなっています。

暮らしシーン別10項目の注力度を見ると、前月から増加したのは「家族との生活」「食費・外食」「仕事」「余暇・レジャー」「健康管理」「大きな値の張る耐久消費財」の6項目。
「家族との生活」は例年秋は増加する傾向にあり、今回は消費意向得点が増加した50代以上女性の注力度が高まっています。
50代以上女性は「食費・外食」「貯蓄」への注力も高まっている一方、「余暇・レジャー」は3か月連続低下、「人づきあい」は今期最低値となっていることなどから、”家族との食事”が消費意向得点増加の要因のひとつとなったと考えられます。
「仕事」については40代以上の男性が注力を高めています。
「余暇・レジャー」が高いのは30代男性で、これは前年度より見られるようになった傾向です。
また、30代男性に加え、40代男女も今年度より急速に注力度を高めています。
40代男女はともに「健康管理」が2ヶ月連続増加するなどしており、健康を意識した余暇活動をする人が増えていることも推測されます。
「大きな値の張る耐久消費財」は10月としては初めて増加に転じる動きとなりました。
中でも20代男性や50代以上男性が高く、新しいスマートフォン(高機能携帯電話)やタブレットの発売の影響が考えられます。

全体として、前月に引き続き秋を楽しもうとする様子がうかがわれました。
また、今年度の中高年層においては、生活価値観の変化とも考えられる結果を散見する機会が増えており、注視していきたい思います。

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「岡山生活者意識調査」11月の消費意向得点
20121112.pdf
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