12月の岡山県民の消費意向得点は49.0ポイントと力不足のまま年末に突入。

 前11月度が低調であったことを引きずり、当12月度は例年のような強い消費意向上昇力がみられません。通常12月見通しでは55ポイント前後を示しますが、今回は49.0ポイントにとどまりました。

 こうした中にあって、比較的高い消費意向を維持しているのは「20代(49.4p→53.6p)」であり、性別でも「女性(47.8p→51.1p)」において堅調です。職業別でも「女性会社員(52.7p→58.0p)」のみが力強く消費意向をみせていることに注目できます。

 暮らしシーン別注力度の観点からみると、全ての分野で前年と比べて高いものはみられないものの、このところ着実に伸びてきている分野として「食費・外食(51.0p前月差+2.7p)」が挙げられます。対して夏以降減退している分野は「レジャー総合(49.0p→48.0p→45.5p)」で、特に「観光・行楽(47.3p前月差-3.2p)」「趣味・文化(48.1p同-3.0p)」が著しくなっています。

 年末見通しで例年大きく伸びてくるのが「大きな値の張る耐久消費財」ですが、前年と比べて7.3p減少、前月と比べても0.7p増加にとどまり、かつてのような華やかな年末商戦は期待できそうにありません。また、夏以降64.9p→64.7p→62.7pと緩んでいた「貯蓄」も当月は63.8pと前月差+1.1pを示し、再び財布の紐は固くなっています。

 消費意向の増加が景気回復につながっているかどうか、実際景気回復はどう実感されているのでしょうか。11月末の実感者はモニター516名中17名(3.3%)と前月と同様の水準です。景気回復実感者が依然10人台で低迷していることからもわかる通り、夏以降、景気回復期待感は冷え切っているとみてよいでしょう。また、2か月連続で回復実感を抱いている人(リテンション)はわずか10名で、前月、当月ともにリテンション率は2%を割っていることから判断しても、安定した景気回復感がみられるとはいえません。

 実感者17名モニター個人での生活インサイトの特徴は、まず消費意向得点が70.9p(全体49.0p)と極めて高いことが指摘できます。さらに暮らしシーン別注力度では「大きな値の張る耐久消費財48.5p(全体28.5p)」「観光・行楽66.2p(同47.3p)」「子どもの教育85.0p(同68.2p)」といった分野で他の層を大きく引き離しています。また「貯蓄61.8p(同63.8p)」においては逆に小さくなっていることが特徴となっています。

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「岡山生活者意識調査」12月の消費意向得点
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