経済産業省の発表によりますと、平成27年度の日本国内の消費者向け電子商取引市場規模は13.8 兆円(前年比7.6%増)にまで拡大しています。オンラインでの書籍購入も私たちの生活にすっかり定着しました。また、スマートフォンやタブレットの普及拡大に伴って、電子書籍ストアや電子書籍コンテンツも増加し、電子書籍市場は拡大基調にあります。公共の電子図書館も増えています。「デジタル岡山大百科」を備えた岡山県立図書館は、平成27年度も来館者数と個人貸し出し冊数が全国の都道府県立の図書館の中でトップとなり、いずれもが11年連続全国1位となったことが日本図書館協会の集計で明らかとなりました。
本の入手先や電子書籍に対する意識・利用状況について、弊社月例調査<岡山生活者意識調査>にご協力いただいているアンケートモニターの皆さんに質問してみました。雑誌・マンガ等も含め“紙に印刷されたもの”について回答してもらっています。
入手先として「本屋で購入」と回答した人は半数弱、「図書館で借りる」という人は3割強でした。そし て「紙の本はまったく読まない」との人が2割に上っており、読むのは新聞紙のみであったり、無料の電子書籍ストアサービスを利用しているといった人などの存在がうかがわれます。